夫がチカランの会社に勤務することになり、帯同する家族はチカランに住むのか、ジャカルタに住むのか、選択をしないといけない方もいらっしゃるかと思います。
私もその二択でかなり迷いました。
正直にいうと、最初はチカランで良かったのですが、生活に慣れ、子どもも大きくなるにつれて、ジャカルタに住みたいな・・と思うようになりました。
この記事では、ジャカルタかチカランかで迷っている帯同者向けに、
どちらを選ぶか決めるためのポイントをお伝えしたいと思います。
- チカランとジャカルタの生活の違い
- チカランの生活が向いている人
- ジャカルタの生活が向いている人
私がチカランに住むことを決めた理由
そもそも周囲はジャカルタ推しだった
夫の会社の先輩方多数の方から「ジャカルタに住んだ方が良いよ、チカラン何もないから。」とアドバイスはもらっていました。
今思えばそのアドバイスを聞いておけば…って感じです^^;
それでも私がチカランを選んだ理由は
- 夫に早く帰ってきて欲しかったから
- 自分がインドアタイプだったから
夫との時間を長く取りたい
当時0歳の子どもがいたこともあり、子育てに夫の協力は絶対に必要だと思っていました。
出来るだけ早く帰って、子供との時間を取りたいという夫の希望もありました。
インドアタイプだったから
また、私自身どちらかというとインドアなタイプで、家でドラマを見たり、読書したりするのが好きなタイプでした。
なので、そんなに外出しないし、行こうと思えばジャカルタいつでも行けるし、マンションに散歩できるところもあるし、住むならチカランで全然いけそう。
子どもが遊べる場所も周りにあるみたいだし、マンションのキッズルームもあるし、子どもも大丈夫そう。
と思っていたので、チカランを選択しました。
ジャカルタに住むことが魅力に思える理由
夫の帰宅時間・私の性格上の点からチカランを選んだ私ですが、
冒頭でもお伝えした通り、チカランに住み始めて半年くらいし始めた時くらいから
ジャカルタの方が良かったかも…と思うようになり、
今では完全にジャカルタ羨ましい!!に変わりました…笑
その理由をピックアップしてみました。
単身の方は、お仕事優先の暮らしになるかと思うので、チカランで働いている方はもちろんチカランをお勧めします。
ですが、家族を帯同するとなると、(帯同家族的には)チカランが良いとは言い難い点も多いです。
SNSで見つける気になるところは大体ジャカルタ
日本人御用達のスーパーPapayaが、チカランには1店舗、ジャカルタには5店舗。
このことからもわかるように、ジャカルタの方が間違いなくお店などが充実しています。
スーパーだけでなく、
- カフェ
- レストラン(日本料理、インドネシア料理、韓国料理など)
- モールの数
- スポーツサークルの数
- ホテルのおしゃれなアフターヌーンティー
- 日本人好みの雑貨屋
- リラクゼーションスパの数
- フードデリバリーで利用できる店舗
- 子連れで遊べる公園
- レジャースポット
などなど・・・
どれをとってもチカランがジャカルタに勝てるところがありません・・
もちろんどれも頻繁に行くわけではありませんが、日本人好みの店舗、日本食屋、気晴らしができる場所が身近にある方が便利であることは間違いないですよね。
土日に家族でジャカルタに行くことが多いのですが、
まだまだジャカルタの開発したいところはたくさん!
子供の遊び場が多い
屋外で遊べる場所も、屋内で遊べる場所も、チカランよりジャカルタの方が圧倒的に多いです。
公園やすぐに行ける距離のレジャースポットの数が全然違います。
ジャカルタなら平日に動物園に行ったり、水族館に行ったりもできたなーと思ったりもします。
屋内で遊ぶとなると、モールの中のキッズプレイエリアになるのですが、そもそもモール自体もジャカルタの方が圧倒的に多いです。
そのため、自ずとジャカルタの方が屋内の遊び場は多くなります。
飽き性な私には、子供の遊び場もいろんな選択肢がある方がよかったなと思っています。
平日にジャカルタに行けない
これは小さい子供がいるから、というのもあるのですが、
1歳児を一人で連れて、1時間以上かけてジャカルタまで行って遊んで、
また1時間以上かけてチカランに帰ってくるのは体力的にしんどいです。
しかも、平日のジャカルタめちゃくちゃ渋滞します。。
ジャカルタからの帰りで高速に乗るまでに1時間かかったこともありました。
平日にジャカルタに行く場合、Googleマップで調べた時の時間+最低30分はみておいた方が良いです。
とにかく、1歳児をつれての移動が大変なので、平日にジャカルタに行くことはほぼありません。
※子供の年齢にもよると思います
昼寝やご飯のタイミングもあるしね・・
チカランに住むメリット
夫の帰りが早い
やはりこれは大きなメリットです。
家族で一緒に晩御飯を食べて、子どものお風呂や寝かしつけを夫に頼めるのも、ジャカルタなら帰りが遅くてなかなかできなかっただろうなと思います。
やはり、朝から晩までワンオペは寂しいし辛いですよね。
夫の会社の定時が早い、残業もほぼない
という感じならジャカルタ良いかもね
渋滞がない
交通量はジャカルタとチカランで全然違う印象です。
チカランでジャカルタほど渋滞するのをほぼ見たことがありません。
ジャカルタに行くと空気の汚さを感じるくらいです。
ジャカルタより交通渋滞が圧倒的に少なく、空気もジャカルタより綺麗(だと感じる)のは、チカランのメリットだと思います。
チカランがおすすめな方
夫の帰りが遅くなるのは本当に困る方
夫の帰って来れる時間は会社や部署によると思いますが、
一緒にご飯を食べられないのは嫌!
子どもがまだ保育園や幼稚園にも通っていないし、シッターもいないから朝から晩までワンオペなんて絶対に無理!
という方はチカランが向いています。
インドア
私のように中途半端なインドア(笑)ではなく、本当に外に出ない!って方には良いです。
※中途半端なインドア=いろんなところに行ってみたい、おしゃれなカフェが好きとかもなく、最低限暮らしていけるだけの食料品や日用品が調達できて、同じところに行くことに飽きを感じない方
アウトドアスポーツやゲームなどの没頭できる趣味がある方
アウトドアスポーツ(ゴルフ、フットサルなど)や、ゲームなど、この趣味さえ充実していれば生活に問題なし!
のように、ジャカルタでなくてもチカランでもできる、没頭できる趣味がある方は、チカランで十分だと思います。
私の知る限り、フットサルのサークルやゴルフ練習場やゴルフ場は、チカラン付近でも充実しています。
カフェ巡りなどのようなスポット巡りが好き、という方にはチカランをおすすめしにくいです。
選択肢が少ない方が良い方
チカランに住んでいると、そもそもあらゆる方面で選択肢が少ないので、カフェならここ!モールならここ!とある程度決まってきます。
選択肢が少ないので、大袈裟にいうと、何かを決断する機会は少なくて済みます。
そのため、ミニマリスト的な考えの方には合っていると思います。
田舎育ち・田舎に抵抗がない
チカランとジャカルタの違いは簡単にいうと、チカラン=田舎、ジャカルタ=都会だと感じています。
田舎育ちの方は、車がないとやっていけない生活にも慣れているでしょうし、お店などが少ないことに対する抵抗も少ないと思います。偏見が入っていてすみません
ですので、チカランでの暮らしも十分に楽しめるのではないかと思います。
ジャカルタがおすすめな方
夫の理解がある
ジャカルタに住むということは、海外での仕事を頑張ってくれている夫が早起きをすることになりますし、帰りも遅くなるので晩御飯が遅くなります。
移動が負担でない方、移動時間も有効活用できるという方は良いかと思います。
が、人によっては負担に思う方ももちろんいらっしゃると思います。
ジャカルタに住みながらチカランで働くのは、夫の理解があるからこそできることです。
夫婦で話し合うことが本当に大事
夫の帰りが遅くてもOKな方
先ほどと重複しますが、夫の会社の定時が早い、残業もほぼないという感じなら、夫が早く(一緒に晩御飯を食べられるくらいの時間)に帰って来れるかと思います。
そういった場合は、ジャカルタに住んでも問題ないかながと思います。
子どもを帯同されない方
子供がいない場合は、ジャカルタをおすすめします。
インドアな方や、家でできる趣味やチカランでもできるスポーツが趣味がある方以外は、日中にお出かけするところがなくなってきて、チカランだと楽しくなってくるんじゃないかと思います。
1歳以上で幼稚園等に通っていないお子様がいる方
1歳くらいで子供が歩き始めるようになると、家にいるより外出することの方が増えるママが多いと思います。
そういった時に、子どもをたくさん遊ばせてあげられる場所があるのは断然ジャカルタです。
幼稚園などに所属しているとそういったところで遊べますが、まだ幼稚園に入れない1歳、2歳のお子様の場合、平日に遊べるところがそもそも少ないので、固定化してきて飽きてしまいます。
0歳から預けられる保育園や幼稚園、小学校などの学校や保育施設、またメイドさんやナニーさんといった人件の選択肢もジャカルタの方が多いです。
そういった面から子育てをしやすいのは、ジャカルタだと思っています。
もちろん、チカランの教育環境も悪くはないよ!
(むしろ想像していたより良い)
都会育ちの方
チカランと違って、ジャカルタは都会です。
都会育ちの方は、日本とのギャップが少ないジャカルタの方がうまく馴染めるのかなと思います。
マンション選びも大事
チカランかジャカルタかどうかの選択も、もちろん生活に大きく影響するのですが、
もう1点大事な選択があります。
それはマンション選びです。
海外生活をする上でマンション選びはめちゃくちゃ大事だと、海外1ヶ国目で学びました。
チカランの場合、主にマンションによって以下3点の違いがあります。
住むアパートが自分に合うかどうかをしっかり考えて選ぶことをおすすめします。
できれば奥様が直接内見に参加できるのがベストです。
①居住者専用車の有無
インドネシア駐在者なら家庭車や夫との共有車が基本あるかと思います。
ですが、居住者専用の車があるマンションの方が何かと便利なのでおすすめです。
特に夫との共有車の場合、会社から車を呼んだりする手間がめちゃくちゃだるいです・・・
②マンション内で催事
マンションによっては、マンション内でヨガサークルなどのサークル活動が行われていたり、バザーが開かれたりなど、イベントを定期的に行っているところもあります。
こういった機会に友人を作ることができますし、友達作りのハードルも低くなります。
③居住者専用キッズスペースの充実度
マンションによって、キッズスペースの広さや遊具の多さ、キッズプールの有無など、異なってきます。
④施設内の充実度
キッズスペースも同じですが、プールやジム、お風呂やサウナなどの施設に関しても、人によってはそこまで重要ではないかもしれませんが見ておいた方が良いです。
例えばプールだと、室内プールなのか、屋外プールなのか、子供もOKな浅めのプールはあるのか、など意外とアパートによって違います。
チカランは今後大きく発展する街
2024年3月にオープンしたイオンモール・デルタマス。
イオンモールが出来てから、チカランでの生活もかなりレベルアップしました。
日系日用品の調達がしやすくなりましたし、子どもの遊べる場所も増えたからです。
レストランも充実していて、一日楽しめるスポットができたことはかなりありがたいです。
メイカルタも大規模な開発の予定があったり、オレンジカウンティー内にモールができる予定があったりなど、
今後チカランは発展すること間違いなしです!
チカランからジャカルタへの引っ越しも視野に
海外だと特に、実際に住んでみないとわからないことも多いですし、
それぞれの家庭の事情やライフイベントもあるかと思うのでなかなか住む場所を選ぶのは難しいですよね。
最初はチカランに住んでみて、家族で話し合った結果「ジャカルタが良いね」となったら、アパートの契約更新日のタイミングでジャカルタに引っ越すことも一つの手だと思います。
実際に、子どもが大きくなったことをきっかけに、チカランからジャカルタに引っ越した方も周りにいらっしゃいます!
まとめ
以上、チカランとジャカルタの違いについて、チカラン駐在者が思うことを赤裸々に書いてみました。
私がジャカルタ推しなので、チカランが微妙に思えた方もいらっしゃるかもしれませんが、チカランも生活するにはもちろん困りませんし、コンパクトで移動しやすい好きな街であることに変わりはないので安心してください!
ジャカルタかチカランかで迷われている方は、この記事を参考にしつつ、それぞれの家庭でしっかり話し合って最適解が見つかることを祈っています!